スマートウォッチ用血糖値センサ的な何かの研究

 近い将来に、団塊世代が後期高齢者の連例に達することによる医療や介護などの社会保障費の負担が得ることが問題となっている。そこで生活習慣病を予防、改善することで健康寿命を延ばし、医療費や介護費の負担を減らすことが重要になってくる。そこで我々が着目したものが血糖値である。血糖値は、代謝系の疾患に深いかかわりがあり有名なところでは糖尿病や脂質異常症などがある。血糖値を継続的に測定することで食事や運動に目を向け代謝系の疾患抑制し健康寿命を延ばし社会保障費の負担を減らすことが今回の背景である。
 現在、開発が進められている血糖値センサは侵襲性の血糖値センサと非侵襲性の血糖値センサがある。医療の現場で使用されているものは、精度の高い侵襲性のものであるが欠点としてその多くが痛みを伴う。非侵襲的血糖値センサは侵襲性に比べ制度が下がるが、我々の狙いは糖尿病患者ではなく予備群をはじめとしただれでも気軽に血糖値を測定できる健康管理グッズの開発である。そのため日常的に着用していても測定できるようなものを目指しているため高い精度が必要なわけではない。現在、非侵襲かつ連続的な血糖値センサが精力的に研究されている。そこで、非侵襲性なセンサの中でも連続的な血糖値測定に適しているマルチセンサの一つであるインピーダンス分光法に着目し、どのような変化が確認できるか研究する。